結論を先に言ってしましますが・・・ 私としては怖いと言えば怖いですし、怖くないと言えば怖くない、という感じですね。 実はお恥ずかしい話ですが、2008年のリーマンショックの「前」の2007 年11月末に、USドル/カナダドルで結構な額のロスカットをくらって おります。 敗因は明らかで、欲をかきすぎたことです。
私は2006年にFXをはじめました。 私の性格は、基本的に「石橋を叩いて渡らないこともある」くらい慎重、 言いかえればヘタレです。 当時からFXってギャンブルじゃないの?と言われていたので、当然 FXの取引においても慎重でした。 できるだけリスクの少ない取引はないものか・・・ そこで注目したのがUSドル/カナダドルでした。 当時の私は、アメリカとカナダの地理的関係や経済的関係から、両国は 密接に関係しており、日本円基準で、円安傾向でUSドル高となるならば、 カナダドルも同様に高くなるだろうと考えていました。 もちろん、動きに多少の差はあれど、そうそう違った動きにはならない だろうと。 たとえば、1USドル100円くらいのとき1カナダドルが90円だとすると、 レートは1.111ですね。 そして、このUSドル/カナダドル、当時結構なスワップポイントがつき ました。 この1.×××というところで若干動いて数字上の損失が出ても、大きな変動 はないだろうと思い込んで・・・ 私は本来の慎重さを次第に忘れ、それと平行するようにポジションを 増加させていきます。 そう、勝手に思い込んでおりました。
でも、そんなわけないですよね、もともとアメリカとカナダは違う国 なんですし。 2007年の11月末、日本円基準でUSドルとカナダドルが逆転します。 USドル/カナダドルのレートも1.000を割り込みました。 当時の私には完全に想定外の出来事でした。 損切りをする決断ができず、かといって追加で資金投入する余力も なく、今思えば中途半端な行動でした。 その後、この状況は2008年にいったん収束し、レートは1.300近くまで 上昇しました。 したがって、仮にロスカットに耐えることができれば、あるいはとっと と損切りして後日再戦の機会をうかがうことができていれば、と思わなく もないですが後の祭りです。
結局、月並みですが、 1.あらかじめ自分の中で損切りラインを設定しておき、それに達し たら何も考えずに損切る 2.種銭を用意するorレバレッジを極力おさえる、のいずれかに より、10年に1度の大変動が来ても耐えられるポジションにして おく このいずれか、あるいは両方によって、強制退場をくらうことはほぼ なくなるかと思います。 ロスカットされてからも、私は細々とですがFXは続けていました。 当時の取引水準への回復に約10年かかったことになりますが・・・ なお、管理人のリアル都合により、ここ5年くらいはあまり本格的に 取引はしていませんでしたが、これからはちょっと暇になるので、 気合い入れて取引していきたいですね。 まずは大儲けは考えずに、利益が出たら趣味の分野に注ぎ込めると いいなぁってレベルが目標です。 あ、税金のことも頭の片隅に入れておかないといけませんね! 今のところは取らぬ狸のなんとやら、ですけれども。